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2012年06月25日

アンメルツヨコヨコ騒動記




ブログ久しぶり!
というのも、実は、母方のばあちゃんがちょいと体調崩して入院してしまいまして。
かなりの高齢なので、このまま寝たきりになったりしないよね…
と心配してましたが、すっかり元気になりまして、もう退院ですvv

実は。
この、ばあちゃんが、やってくれまして。
一昨日、昨日と、ちょっとした『アンメルツヨコヨコ祭』だったのです(笑)

詳しくは、こちらの「まとめ」を見てくださいませ。
笑うよ~


おばあちゃんの空耳アワー
『アンメルツヨコヨコ』と同じ調子で発音するお菓子の名前は?


ツイッターで何気なくつぶやいたことが、あっという間に拡散。
@返信はたくさん来るし、それが、かなり面白いし、
フォロワー数がんがん増えるし、
なに? これなに? なんなの?って、
携帯チラチラのぞきつつ、家に帰ってPC見たら。

オニツカチヒロさんの鬼ツィートに挟まれるほどの注目度。
思わず前のめりにキャプチャ。



いや~、ホント、びっくりしました。
経過は、「まとめ」を参照していただければありがたいのですが、
結果、答えは迷宮入りという、ホントに申し訳ない感じになりました。

というのも。
最初のばあちゃんの会話は、このツィートをする前日。

向かいのおばあちゃんは、ご家族にあれやこれや食べ物を持ってきてもらうのよ、って話から、

「この前は、アンメルツヨコヨコ食べたいって聞こえて」

「え? アンメルツヨコヨコ?」

「したら、お嫁さんが持ってきたのよ」

「アンメルツを?」

「違うよ、そう聞こえたわけ。お菓子が。」

「アンメルツヨコヨコっち聞こえるお菓子?」

「そう」

「あるわけ~?そんなの」

「あったのよ、あったわけ」

この時のばあちゃんの口調があまりにもマジメでビックリした感じで。

「何、それ~?」

「それが、忘れて、思い出せんっちば」

「えー、チョコとか?」

「いや…、何だったかい」

「アンメルツヨコヨコ~? あるかい、そんなの?」

「あったっちば」(あったのよ)

これも本気口調。

『アンメルツヨコヨコ』という響きが、なんかおかしくて。
私もいろいろ考えたんですが、コレだ!というのが思い出せず、
夜、ふとグーグル先生に
『アンメルツヨコヨコ 似ている お菓子』
などと聞いてみたのですが、明確な答えがなく。
でも、ちょっと面白いし、ばあちゃんの口調も本気モードだったので、
つぶやいてみたのでした。

正直、ここまで広がってしまうと、
イヤなこと言われたりしないかな…と気になったのですが、
ほんっとーに、そんな、意地悪されたりは全然なかった。
まあ悪口言われてても、私が気付かないとこなら全然構わないのですが。
みなさん、面白がりつつ、いろいろ考えてくれてました。


日本のひとたちの「いいひと」割合はかなり高いと見た!
ネットとかだと「ヤなひと」が目立ちがちだけど、
ほとんどは、善良な、高齢者にやさしいひとばかりだ!!
昨夜なんかは、ちょっと泣きそうになりながら、
ツイッター内をさまよって、粘着質的に素敵ツィートを「お気に入りに追加」とかしてました。


まあ、これも、ネットの中じゃ「ちょっとした祭り」なんでしょうけれど、
あんだけたくさんの人がいろいろ考えてくれて、「答え」を期待していたのに、
ばあちゃんが答えを出せなかったのが、ちと残念です。

でも、まあ、ばあちゃんは、本気で、どうしても、その答えが知りたいわけではなく、
それよりも、自分が「思い出せないことが心配」になってて。
敗因はそこだと思いますが、それはもう、しょうがないことで。
それも、みなさん、結構あたたかく受け止めていただいたので、ホントよかったです。

いや~。おもしろかった。

それにしてもやっぱり、
『アンメルツヨコヨコ』という商品名のインパクトはスゴイんだな。
さすが小林製薬だ。
似てるものが「ありそうでない」
みんなが「それ、ファイナルアンサー!」っていうのがない、
微妙なさじ加減のとこにある商品名なんでしょうね。

うーん。
やはり、ばあちゃんのこたえ、が知りたくもありますが…。
たぶん、もう、思い出さないだろうな…。

とも思いますが、さりげなく、
「アルフォート」とか、それらしき菓子を買い与えて、
ピン!と回路がつながる時を待とうと思います(笑)



にしても、奄美に帰ってから、二度目の大ブームでした。
一度目の『ケンムンの足跡騒動』は、

地元新聞→南日本新聞→東スポ→雑誌『ムー』
→フジテレビ→週刊プレイボーイ→小学三年生

と拡散していったのですよ。
と、あざとく、ツイッターから読みにきてくれるかもしれない
奇特な方のために書き遺しておきます(笑)
そう。アンメルツ騒動は、このための「釣り」です。

なーんてね☆

ばあちゃんも元気になったし、
梅雨も明けそうだし、また海ブログたくさん書けるといいなー!!
  


Posted by いな  at 00:18Comments(3)島暮らし

2012年06月07日

静かなる暗殺者。


昨日、「危険な貝!」ってことで、ブログ書いた

『タガヤサンミナシ』



コレね。

すっごい昔にNHKの自然ドキュメンタリーで、
実際に魚を捕るところの映像が流れて、衝撃的だったのを思い出して、

今や、映像と言えば、you tubeってことで、
いろいろ探して見てました~。

外国の映像が多くて、タガヤサンミナシとか、
奄美にもいるアンボイナという貝ではないけれど、
同じイモ貝の種類のやつで、かなりわかりやすいのがあったよ。




「怖い…」って思うのは、人間の勝手な想像で、
貝にとっては、これが食事で、生きること。
…とも思いますが、やっぱり怖ぇぇぇ。
また、襲われる魚が、ちょっとカワイイ顔してんだよな…。

この貝の動画のタイトルが
「キラーシェル」だとか「サイレントアサシン」だとか、
想像力をかりたてられるようなのばかりなのも、ちょっと面白かったです。

そんなことを思いつつ、
レイ・ブラッドベリの訃報を聞いて、
彼の作品を読み返したくなった夜でした。





  


Posted by いな  at 23:22Comments(2)カメとか魚とか

2012年06月06日

この貝は危険です! マジで!

太陽の前を金星が通過していくやつ!
見ましたよ!

……たぶん。

日食グラスで見てみたんですが、
結構太陽高いくて遠いし、
金星っぽい黒い点は、見えてるような、
目の錯覚のような…。

でも、見ました。
見たってことにしときます。

さて。
ウチのバイト先、大水槽のメンテナンス中です。
昨日大掃除が終わって、
今日は業者さんが入って防水加工。
こーんな感じなので、



昼からは、スタッフで生き物採集に出掛けました~。
台風一過で、海も青い! 



大浜から海に向かって右手の方、
小浜キャンプ場より先の摺子崎の方へ行ったのですが、
うーん…。
海の中はシラヒゲウニとシカクナマコくらいしかいない…。
私が子どもの頃、30年くらい前(ひぃー)は、
たくさんいろんな種類の貝が採れたのですがねー。

と、ウロウロしてたら、発見!



なんとも複雑で綺麗な幾何学模様のイモ貝。

『タガヤサンミナシ』

この貝は危険です。

マジで危険です。

夏休み前に必ずやる「海の危険な生き物」特集で、筆頭にあげられる貝です。

というのも、猛毒を持った矢を発射してくる貝なのです。

自分の体より大きな魚をその毒矢で殺して、丸のみにするのですよ。

人間も刺されてしまうと死んでしまうくらいの猛毒です。

『アンボイナ』という貝と並んで、ハブ貝といわれています。

綺麗な外見に騙されて、うっかり触ってしまったりなんかしたら、そりゃもう大変ですよ。

なので、そおーっと、そおーっと。

あれ?



はろー☆って顔を出したのは、ヤドカリくんでした。

はあぁぁ。ドキドキしたよ~。も~。

まあ、でも、貝殻があるってことは、生きてる貝がいる可能性はあるので。
気をつけるにこしたことはありません。


このヤドカリくらいしか面白いものはいなかったので、
バケツと箱メガネを持った採集スタイルは早々に諦め、
(仕事放棄…)
シュノーケルで、カメラ撮影に切り替え~。



すごく綺麗だった紫色のサンゴ。

ミノカサゴもいました!



この子は、スタッフが捕獲しようとしたけど、
意外とすばやい動きで逃げられました(笑)

今日の奇跡の一枚(てきとーにシャッター押してたけど写ってた)はコレ!



何がいるかわからない? 

アップにしてみます。



カエルウオ?かな…種類はよくわからないのですが、
おとぼけ顔でかわゆい!

あと、幼魚祭りだったのですが、
それはまた日を改めて。

今日も充実の海遊びでした。
あれ? 仕事だったっけ? 
ま、いいや!

余談ですが、
ブログ更新はwindows7でエクスプローラーでやってるのですが、
iPadで見ると、タテの写真が全部ヨコになって表示されます。
PCで見るとちゃんとタテで表示されてます。
何か対処法とかあるのでしょうか~。


  


Posted by いな  at 23:18Comments(0)島暮らし

2012年06月04日

つるかめつるかめ。


ううっ。台風めっ。
今日は旧暦の15日で、潮がかなり引くので、
わざわざバイトも休みとって、海遊びに行く予定だったのに…。
さすがにこの天気で諦めました…。

んで、家でゴロゴロ、
撮りためてた「リーガル・ハイ」とか見ながら、
めったにやらない御片づけとかしてたら、
何やら、かわいいカードが出てきました。



『つるかめ つるかめ』

web国語辞典で調べてみると。


つるかめ【鶴亀】とは。
[名]ツルとカメ。長寿でめでたいものとして、祝儀などに用いられる。

[感]縁起直しにいう語。ふつう「つるかめつるかめ」の形で用いる。
「そいつあ愜(かな)いませんぜ。― ―」〈鴎外・百物語

だって。
なんとなく、聴いてたけど、改めて調べてみて、ふむふむ。



裏も、鶴と亀の絵が描いてあってカワイイ。

しかし。
このカードをどこから入手したのか、まったく覚えていません…。
誰かからもらったのか、
都会旅の途中で、買ったものか…。

ま。どうでもいいや。
ちょっと縁起良さげなものが見つかって、
雨天気も悪くないかも、と。

そういや、ドラマ「リーガル・ハイ」面白いですね。
主役さんが苦手なのを差し引いても面白いっす。
「都市伝説の女」も面白いっぽいけど、見てないなー。
最近はホントTV離れしてますわー。
ま、次は「主に泣いてます」は見るけどね…。にやり。


来々期のクドカン脚本の朝ドラは「あまちゃん」なんだってね。
海女ちゃん!
ほら、これ磯ガールが来る予感!(笑)

こんなどうでもいいブログを書くのも久しぶり~。

そんなこんなで。

つるかめつるかめ。



  


Posted by いな  at 22:01Comments(0)島暮らし

2012年06月02日

落語を聞いてきたよ。




昨夜、行ってきましたよ~。奄美寄席!!
ぴっかぴかの「あいあい広場」にて~。

お友達のブンちゃんとも久々一緒。
かなり年下なのに、ブンちゃんとは「読みもの友」で
お互い漫画やら小説からを貸し借りしてるのですが、
ちょい前に、雲田はるこの漫画『昭和元禄落語心中』を
同時に「これよかったから…」と、取り出したほどの落語好き(ウソ)
つーか、好きなものの趣味が合うのですね~。

それはともかく。

まずは寄席囃子の解説から。

お囃子の御姉さんが、キリリとした風情で粋に三味線を弾かれててとても素敵。
でも、ちょっとはにかんで笑うお顔が優しげで、かわいらしい。
さすがプロで、どんな噺家さんの出囃子も、さっと弾きこなしてしまう。

太鼓や鐘の拍子も、古き良き時代を思い起こさせて、
出来立てで妙に無機質なのに、舞台の幕は古風なビロードっていう
なんともちぐはぐな会場が、一気に寄席の風情になったのでした。


さて。
ちと張り切って前の方に座った私たちですが、
その前の列に小さなお子様が三人…姉弟妹にご両親。

「うるさかったり、邪魔だったりしたら、お子様でも遠慮なく椅子蹴るでー」

と、背中から(心の中で)圧力をかけてみた効果…ではなく、
もともと、とてもいいお子様たちなのか、かふなりお行儀よい。

また、トップバッターの入船亭遊一さんの噺が
『元犬』という、犬が人間になっちまったってんで…な話で、
ハァハァ息したり「元、犬」の、動きの軽妙さに、お子様たち大ウケ。
ホントに楽しんでる様子に心もなごんで、いい雰囲気。

漫才のロケット団の山形弁漫才にも、おおいに笑って、

二人目の落語は柳家我太楼さんの『長短』
印象的なギョロ目をぐりぐりしててかなり迫力。
ものすごーく気長な男と、ものすごーく気短な男の対比が際立つ顔芸
(なんていったら失礼なのかな?)に、大笑い。
マクラの、田舎の会場のおばあちゃんの噺も面白かった。


そんで、紙切りの林家正楽師匠の登場。

テレビでもおなじみの、名人芸をこの目でしかと見て、
もうただただ驚愕。すごい。
合間合間のしゃべりも絶妙で、笑いがとまらない。

会場からのリクエストにこたえるってことで、
前の席のお子様が元気に『あんぱんまん』!!

「アンパンマンってどんなの? ああ、こう丸いの?」

なんて言いつつ、シャキシャキかつ繊細にハサミが動く。
お囃子さんの三味線BGMもおなじみ「アンパンマンマーチ」
お子様大喜び。
切りあがったのも、これまた見事なアンパンマン。
すごい! すごいよ!

「アンパンマン」のリクエストは結構あるのかな、なんても思ったり
「プリキュア」とか「オーズ」とか言われたら無視すんのかな?
なんても思ったり。

会場が笑いにあふれて、いい雰囲気になったところで、
待ってました。
真打ち柳家さん喬師匠の登場。

今までの威勢のいい若手さんとは違う、
ゆったりとしたしゃべりながらも、
マクラでお客さんを適度に沸かせて
噺は『井戸の茶碗』。

正直者の屑屋と、
まだ江戸に出てきたばかりの御屋敷の若侍、
貧乏暮らしながらも武士の誇りを失わない侍。
善人しか出てこない、
その善人たちの意地の張り合い。

前のお二人が、表情や動きで笑わせてくれたのもあるのか、
すっと演じ分けされる、その微妙な違いがさすがで、
しかも、情景が頭に浮かぶというか、
話の世界、江戸の情緒に、ふわりと入り込める感じ。

しかし、ここで。
私がもっとも嫌いな妖怪が登場の気配を見せたのであります。

それは、

『恐怖 何にでも大声で笑うババア』妖怪。

「笑うこと」が癖になってしまうのか、
面白くないとこはまだしも、
全然笑うとこじゃない~空気読めてない~的なところでも、
ドリフの効果音のごとく笑うババアの妖怪。
落語とか聴きにいくと、かなりの確率で現れます。

ババアの笑い声で、肝心の語りが聞こえない。という
かなりのダメージをまき散らすこともあります。
「落ち着きのないお子様」より、破壊力は大きい。

落語なんて笑ってなんぼで笑いに来てるのに
笑って何が悪いの、
と言われてしまえばもっともで、
妖怪笑いババアはホント、たちが悪い。

しかし。
今回、ちらり登場の気配を見せた妖怪も、
さん喬師匠の語り口調に恐れをなしたのか、
すっと姿を引っ込めてくれました。

笑うとこでは、笑う。
聴くところは、しっかりと耳を傾け、
最後は、ホロリとさせてくれる人情噺。

素晴らしかった…!!

そして、楽しかった!!

落語通ぶるほど聴いてもないので、
いろいろ偉そうに言えないけれど、
昨日の落語会はホント行けてよかった。

会場の雰囲気、生身で目の前にいる演者さん、
なんていうのか、
いい「劇場体験」を久々にしました。

あと、隣の席になったおじさまがいろいろと話してくださって、

「僕は外国生活が長かったから、
テレビのネタや、コマーシャルのネタをされると、
みんなは笑ってても、何が面白いのかわからない。全然笑えない。
この前のは、そんなのばっかりだった。
でも、今日のは面白かった。笑った。楽しかった」

古典のいいとこは、そういうことなんだな~。
でも、やっぱり、それなりに上手い聴かせる人がやってくれないと。

ぶっちゃけ言うと、以前、テレビで有名な落語家さんたちが来た時は、
かなり、つまらなかった。
「地方の人にウケるテレビネタ」みたいなの言ってりゃいいや的な空気がありありだったし、
妖怪笑いババアは増殖しっぱなしだったし。

だから、やっぱり、今回の、
さん喬師匠の人情噺を聴くことができたのは、
ホントに幸せだったなあ、と思ったのでした。

以上。
長ったらしい感想文おわり。

あと余談。

一昨年聴きに行った浪曲で、
女性浪曲師さんがやったのも
「茶碗屋敷」だったーー!
もともとは講談なのかな?
同じ話だけど、雰囲気が全然違って楽しめました。



  


Posted by いな  at 22:23Comments(2)読むもの観るもの

2012年05月31日

微小貝マニア


雨だーっっっ。
雨が降ると、外で遊べない観光客の方とかで、
割りとバイト先はにぎわうのですが、
さすがに今日くらいの大雨になると、しーんとさびしい感じ。


こんな時は、微小貝拾いでもして時間を潰します~。

じゃーん。




ミニミニ貝がら探してみよう!」

お正月の限定イベントのつもりで、
二階の貝コーナーに、割と勝手に設置してみたのですが、、
結構好評で、足を止めてくださる方が多く、
誰も何も言わないし、そのまま残しています。

5mmくらいの小さい貝を探してもらうのがメインなのですが、
目が利かないオトナのために、ちょいと大き目なのも入れてあります。



割と子どもの方が、見つけるの上手。
んで、お母さんとかが、一回ミニ貝の存在に気付くと、
夢中になってへぱりついてたりして、ほほえましいです。

奄美で微小貝のメッカといえば、
笠利の土浜海岸。

これは、もう貝マニアの間では、
日本一といわれるくらい有名な場所なのだそうです。

最近、ツイッターで交流させてもらってる方たちの話によると

「とある、貝屋の先生が、小学校のころ、
誕生日のプレゼントに何がほしい?と親には聞かれ、
『土浜の砂1トン』と答えた」

とか

「自宅を新築する時には、庭に土浜の砂を入れて、
いつでも微小貝探しができるようにしたい」

とか。

うちの父が言うには、以前、貝類学会が奄美で開かれた時、
雨天気になったので、用意してあった土浜の砂を広げたら
先生たちが全員無言で微小貝探しを始めて。
結果、その自宅での微小貝拾いが一番良かったという感想があった。

とか。

すごくない? 土浜。

みなさんもよかったら、土浜で微小貝拾いしてみてくださいね~。

ってマニアック過ぎるか。

なんなら、海洋展示館で、ためし拾いしてみてくださいね~。

ハマると思うけどな~。



ちなみに、こういうミニ紙袋を用意してあります。
スタッフ(てか私)の手作りでーす。

紙ものが大好きで、
必要ないのに、びんせんとか折り紙とかついつい集めてたのが、
役に立って、ちょっと嬉しい。

こんな感じで、ビーズ用とかのガラスの瓶に入れてもカワイイよ~。



てことを書いといて何ですが、

奄美海洋展示館は、6/5(火)~8(金)まで、水槽メンテナンスのため休館です。

1年ぶりに大水槽徹底清掃に参加だ! がんばろー!

にしても、一番潮のいい日に何が悲しくて掃除なんだよ…。

って言ってたら、次の日はスタッフで海に行くかも!って。
お天気よくなりますように~。


  


Posted by いな  at 19:51Comments(5)カメとか魚とか

2012年05月29日

ばあちゃんデイズ。



わたしのばあちゃんは、父方も母方も元気に90オーバー。

母方のばあちゃんは、いまだにしゃっきり家事もこなしてます。
3月に転んでしまって、左肩を骨折…したのも、もう完治。
一時はどうなることかと思いましたが、
リハビリめんどくせぇ…って感じながらも、マジメに通って、
すっかり元気。一安心でございます。

今日は、頼まれたので、買い物行ってきました。
買ってきたものを見分してたばあちゃん。

「モヤシは頼んどらんよ」

「あれ? メモに書いとったよ?」

「いや、書かんよ」

「あったよー、ほらー」



……あれ?



ゴミ袋モヤセル。

確かに可燃ごみ袋は買いました。

「モヤセル」を「モヤシ」と思い込んでた!!
ボケたのはばあちゃんじゃなくて、わたくし…。

「モヤシは何にでも使えるからいいがー」

と笑って、大好きなアイス「ピノ」をポンと口にいれるばあちゃんでした。

ばあちゃんの庭には
サクラランが綺麗に咲いてました。





もうひとりのばあちゃんは、いい感じにボケてます。

今日はひ孫のはなちゃんがきて。

「ばあちゃん、何歳?」

「何歳ねー」

「はなちゃんは、2歳」

「2歳ねー」

「ばあちゃんは何歳?」

「何歳ねー」

延々ループするかと思いきや、はなちゃんがもう一回

「ばあちゃんは何歳?」

ばあちゃん、きょとーん。
マジでわからなくなってます。
正解は94歳だよ!ばあちゃん!

「何歳ねー」

「はなちゃんは2歳」

…平和な会話に戻りました。

この前も、ひ孫のタロウと、うちのバイト先に遊びに来たのですが、

ウチの1押しアイドル、ウミガメは、あまりお気に召さないようで
タロウが持ち上げて見せてあげても、
いやいや、と顔をしかめて、遠ざかろうとしてて。
あとは、お魚とか、貝殻とかにも、あんまり興味なし。

うーん。つまらん…。
何かないかなーと、考えて、

タッチプールから、シラヒゲウニを出して見せたら、
ばあちゃんの表情が変わった!

「はげ、ガシチじゃがね」

シラヒゲウニというのは、
奄美では一番ポピュラーに食べられてるウニで、
方言では「ガシチ」と言います。


(参考画像)

「これはまだ小さい。身は入っとらん」

と、ガシチうんちくまで飛び出しました。

その後は、個水槽にいるイセエビにもテンションアップ。
そんなばあちゃんに、こっちもテンションアップ。
タロウと笑いまくって楽しい水族館見学になりました。
てか、ばあちゃんにとっては、生簀…??

どっちもカワイイので大好き。
長生きしてね。


  


Posted by いな  at 22:00Comments(2)島暮らし

2012年05月29日

iPadで遊んでる。



本は紙で読むとか、
りんごちゃん(apple) にはまったらはきりがないから手出さないとか、
うだうだ言ってたわたくしですが、

正直、めっちゃほしかったiPad。

スマホに機種変するのもずっと迷ってたんだけど、
デザリングできる機種が出て、これだ!って
さっさと乗り換えちゃってたし、

第三世代発売に、とうとう辛抱たまらず購入。

いやあ、ほんと、買ってよかった!楽しい!

ってたいしたことしてないんですけどね。
ほとんど遊び、暇つぶし。
いろんなアプリを試してみてます。

そんな中で、一番はまってるのが「ジグゾーパズル」
単純に、ただただジグゾーパズルで、
いろいろ元から入ってる画像もたくさんあるのですが、
それだけじゃなくて、
自分で撮った写真がパズルにできるのですよ。



バイト先のカメもバラバラに~。
色彩が同じ基調になるから、以外と苦戦しました。
ピースももっともっと細かくできるので、飽きない。

あと、やっぱり電子書籍。

荒俣宏先生の「世界大博物図鑑」魚類を購入!



紙の本より全然安いし、持ち運べて、
いつでも見れるというのはやっぱり便利。
スマホでは見ようと思わないけど、
タブレットなら読みにくさはほとんどない。

ちなみに、この「世界大博物図鑑」の別巻2
「水生無脊椎動物」編は、なんと父が持ってました。
ちょっとびっくり(笑)



こんな感じで、やっぱり大きいし重いです。
でも、パラパラてきとーにめくってみる楽しさがあります。
ぱっと目についた図版のとこでとまってみたり、
慣れてるので、索引も探しやすい。

うーん。
正直、紙の本の方がしっくりくるかなあ。

漫画とかなら、もう、どっちもどっちって思うのですが。
こういう図鑑は紙の方が好きかも。


あと、以外とはまったのが「素数のゲーム」。

これは同級生との飲み会で、iPad先輩の友人に
「面白いアプリ教えて~?」って聞いたら、

「うーん…素数とか?」

「……素数?」

どんなもんじゃい、と、その場でダウンロードしてみたら、
これが結構面白くて、アラフォー女子三人盛り上がったのです。

ゲームの説明は面倒なのではぶくけど、
ゲットした素数をコレクションすることができて、
どんどん桁数が大きい素数がコレクションされてるのが、ちょっと嬉しい。



あとは、さんぴんさんに教えてもらった、

四コマまんが『海底あるある』

「この作者のひとといなさん、絶対話合う」って言われたけど、

ホント、そうだと思う!

カシパンとか、ヒトデとか、コバンザメとか
もう、私のツボな生き物ばかりで大好きっす。




あと、わかってたけど、やっぱり、
インプットするなら、iPadが便利で刺激的だけど、
ブログ書いたり、ちゃんとしたメールとかのアウトプットは
やっぱりデスクトップのPCでないとスムーズにいかないなー。

そんなこんなで、
もっと、有益に使いこなしていきたいので、
楽しいアプリとか、面白い電子書籍とかあったら教えてくださーい。
  


Posted by いな  at 00:17Comments(0)島暮らし

2012年05月27日

危険!?「うふふカニ」

『マルソデカラッパ』



ちょっと前になるのですが、
小宿の干潟で、さんぴんさんとリリィとプチカシパン祭りしてた時に見つけたカニです。

「うふふ」って、口を押さえて笑ってるみたいに見えるから、
私の中では「うふふカニ」。

上手に後ずさりしながら、砂の中に潜っていきます。

カワイイーカワイイー!
って、さんぴんさんと写真とりまくったり、

さんぴんさんとこのアホ犬…ちがった愛犬リリィの
鼻先に置いたりして遊んでたのですが、

ぬわぁんと、このカニ、
結構、アブナイらしいのです…。

ってことを今日、知った私。
ごめん! さんぴんさん! リリィ!

ハサミを缶切りのように使って、
貝の口を割り、中身の貝やヤドカリを食べてるんだって。
それが、かなりの力らしく、
うっかり、指をはさまれたりしなくてよかった……。



この右のハサミの突起を、貝殻の縁に引っ掛けて、
まるで缶切りのように回しながら貝殻を割るんだって。

この日見つけた「うふふカニ」は、まだ、ちっちゃかったから、
ウチらの手の上でいいように転がされてましたが、
反撃されなくてよかった…。
うふふ、なカワイイ顔に騙されて痛い目を見るとこでした。

リリィたんもかまれなくてよかったね。



私のカメラにはいつもちゃんとおさまってくれない。
ほんっと、この子かわいいったらありゃしないのよね~。
また遊んでね~。
  


Posted by いな  at 22:20Comments(6)カメとか魚とか

2012年05月26日

タマキングサイコー。

いかんいかん。
新しいiPadを入手したはいいいものの、
ついつい漫画ばかり読んでます。
萩尾望都とかさ。

そんな中、紙の本も相変わらずぽつぽつ買ってるんですが、
出会ってしまいましたよ。
どうして今まで知らなかったんだろう…な、すごい面白い作家。

タマキングこと宮田珠己(ミヤタタマキ)。



「脱力系お笑い旅エッセイ」って帯にあったけど、まさしくそんなかんじ。

私が最初に出会って衝撃を受けた本がコレ。

シュノーケル偏愛旅行記
「ウはウミウシのウ」






「とにかく変なカタチの海の生き物が見たい」から、
世界中のいろんなシュノーケリングポイントに行くエッセイ。

タマキングさまは熱帯魚とかはどうてもよくて、
とにかく見たいのは変な生き物。

三大見たいものが
「ウミウシ」「イザリウオ」「エイ」

すごいわかるー!
私も見たいー!

あとは、ヒトデだとか、イカだとか、
なんかうまいんだかいい加減なんだかわかんない
ゆるイラストもツボ。


あと、いたく感銘を受けた一文がある。

「スキューバダイビングに魅かれる気持ちが全然ないこともない。
しかしここでうっかり流されてスキューバダイバーなんかになってしまったら、
今までの努力は何だったかということになる。
今までの努力とは何かといえば、
なるべく面倒くさいことはしないようにしてきた努力である。」

そう!
スキューバがいいのはわかるよ。
深いとこ行ったら、いろんな素敵な海の生き物が見れるのはわかる。
でも、いろんなことが面倒くさい。
面倒くさいのよ~。

そんなことを大きな声で言ってもいいんだ~。

ま、それだけでなく、
物の見方、というか、視点がすごく新鮮だし、
文章も凝ってるのに読みやすいし、すごい好き。面白い。

そんなこんなで、宮田珠己の本を読んで再確認したことは

「シュノーケルはめんどくさくないし、楽しい」ってことです。

奄美の綺麗な海なら、
ぷかぷか浮いてるだけの素人でも、こんなのに出会えちゃうしね~。



お昼寝してたアオウミガメ。



ゆっくりと泳ぎ去っていきました。
夢のような、美しいひと時でした。


あと、この前、ネイチャーガイドのアマノさんが
「結局行きつくところは無脊椎なんだよ~」
と言ってたことを、読んでる間にふと思い出したのでした。
「棘皮ちゃん~」とか言ってる私はまだまだシロウトだわ。

※棘皮動物(きょくひどうぶつ) ウニとか、ヒトデとか、ナマコとか、カシパンとか。


  


Posted by いな  at 22:31Comments(0)読むもの観るもの